ビットコイン:残りの供給量が250万BTCを切る

暗号資産のビットコインが全供給量2,100万BTCのうち残りの供給量が250万BTCを切ったことが判明しました。これまでに約90%のビットコインが市場に流通済みとなっており、残り約10%は半減期を経てブロック報酬として供給される予定であることもすでに発表されています。

2009年1月4日03:15、ビットコインは「サトシ・ナカモト」を名乗る人物によってジェネシスブロックが採掘されたことで作られたコインです。2008年に発生した史上最大級の金融危機「リーマン・ショック」を背景に誕生したビットコインのジェネシスブロックには『英タイムズ紙:財務大臣 二度目の銀行救済措置の瀬戸際に』という、中央集権金融に向けたメッセージが克明に記録されました。この出来事がビットコインの歴史を作るきっかけとなったと言っても過言ではありません。

これまでの約11年間で4億回に近い取引が行われ、それらを650,304ブロックのマイニングで非中央集権のもと承認する形を取ってきました。

最初のブロック報酬は50BTCとなっていたものの、過去3回の半減期を経て2020年9月時点では6.25BTCに変更となっています。また残り250万BTCの採掘については約4年ごとに実行される半減期を経て、2140年を目処にブロック報酬として市場に供給するとすでに発表しています。

一方、規制整備や取引人口増加を背景にビットコインの需要は年々高まっており、供給減に伴う価格上昇に期待する声も多く上がっているのが現状です。

最近ではソブリンウェルスファンドのマイクロストラテジー社が、企業資産ポートフォリオの一部を用いてビットコインの購入を行なったと発表しました。さらに暗号資産投資信託を提供するグレイスケールも直近1週間で17,100BTCを購入したと明らかにしています。

なお先週末には海外取引所大手Kucoinでハッキングによる暗号資産の不正流出事件が発生したものの、暗号資産の現物を直接的に購入せず、ビットコインの中長期の値動きに投資できるグレイスケールの投資信託やETFといった金融商品への期待感を示す理由となっています。こういった新たな取引も需要増加の一因となることにより、機関投資家を含む大口投資家の参入障壁を下げる結果に繋がっているのではないかとの見解も示されてきています。