「デジタル米ドル」開発への声あがる

2人の米議員が、米連邦準備制度理事会(FRB)によるデジタル米ドルの開発を希望していることが明らかになりました。

フレンチ・ヒル下院議員(共和党、アーカンソー州(R-Ark))とビル・フォスター下院議員(民主党、イリノイ州(D-Ill))は、FRBのパウエル議長に送った書簡で、他国や民間企業の暗号資産開発が米ドルに影響を及ぼすとの懸念を示し、FRBが独自の暗号資産開発を検討しているかどうか尋ねました。

この書簡は、ブルームバーグ・ローが最初に報じたもので、FRBにはどのように米通貨政策を策定・管理する権利があるのかを詳述しています。

世界の金融システムには、ドル離れを求める声もあり、イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は、他の金融商品バスケットに支えられたデジタル通貨が、このような転換を行うのに役立つかもしれないと示唆しています。

フォスター議員とヒル議員は、デジタル通貨の開発を民間企業に依存すべきではないと主張しており、特にフェイスブック主導のLibraに言及しています。

FRBが独自の暗号資産を作ることで利益を得ると考えているのは、ヒル議員とフォスター議員だけではありません。連邦預金保険公社のシェイラ・ベア(Sheila Bair)元総裁も、民間部門や他国による混乱を避ける方法として、デジタル通貨の創設を検討するようFRBに提言しています。