不況の中でも、金融市場がトレーダーを魅了し続ける3つの理由

2020年2月、世界大恐慌より深刻とされる大不況が政界規模で発生し、コロナウイルスは米国をはじめとし、世界各国で圧倒的存在感を放ち株価市場は大規模な暴落を続けています。市場が暴落している今、なぜトレードの話をすることに意味があるのか疑問に思う人は多くいるでしょう。

日々市場でチャンスを狙っている投資家にとっていかに不況であろうともトレードから遠ざかる理由にはなりません。市場全体のトレンドが下向きであっても、すべての株、コモディティ、デジタル資産等が下向きであるとは限りません。このような状態でも優秀なトレーダーは利益をあげる方法を見つけるのです。

市場への容易なアクセス

以前の取引市場は、いくつかの限られたプラットフォームや取引所に支配されており、不況など市場がうまくいかない場合経済に深刻な影響を与え続けており、市場での取引は巨大な投資家により支配され利益はそれらの投資家に吸い上げられていました。

これらの投資家により競争が存在しない状況は不況時の市場の助けにはなりせん。市場が切迫しており投資家が市場からいなくなる時こそ投資家を市場に集める必要があります。巨大投資家が支配する市場は新米投資家によって威圧的に見えますが、これはトレードが簡単で分かり易いすいように設計されたトレーディングプラットフォームの需要を生むことにつながります。

現在では、より多くの投資家を市場に勧誘するため、多くのデジタルまたはオンラインのプラットフォームや証券会社のサービスが、特に個人投資家に向けて誕生しており、これらの新たな取引所の台頭によりオンライントレードはより簡素化され、ボラティリティの高い時期にもより多くの投資家が株式、コモディティ、または他のアセットに投資することが可能になっています。

オンライン投資家のトレーディング行動とパフォーマンスに関するUNSWシドニーの研究論文でナタリー・オー氏らは「ボラティリティは明らかに投資機会だと捉えられており、オンライントレーダーは、他の投資家と同様に、ボラティリティが高い時期にトレードを増やす」と述べています。

クレディ・スイスのデータが示すように長期的な株式市場のリターンは、一人当たりGDPの成長率と負の相関関係を示すことがほとんどであり、GDP成長率がマイナスの中でもトレーディングによって利益を上げることは可能です。

トレードのための自動化されたプラットフォーム

裁定取引はリスクの少ない投資戦略の1つです。裁定取引とは、市場の中で最も価格差が大きいアセットを探し出し、最も低い価格でそのアセットを購入し、より高い価格で売却できる市場でそのアセットを売却するというものです。

仕組みは簡単ですが、実際投資家が適切なアセットを見つけ、購入し、売却するという一連の行動を、非常に迅速に行う必要があり機会を逃すと価格差を利用して利益を上げることはできないためとても難しい取引方法の1つでもあります。高いボラティリティは裁定取引に適していますが、適切な機会は一瞬で消えてしまい、適切なタイミングで機会を掴まなければ、欠点に変わってしまう可能性があります。

Prance Gold Holdingsの調査によると、「アービトラージ市場では、最大の課題はスピードです。スピードは最も重要な成功要因であり、数秒で収益性を確保するためにすべての取引を正常に完了する必要がありました。高速取引の世界では、技術的なAI駆動の進歩により、アービトラージ取引が人のトレーダーの手動介入なしに数秒で正常に実行できることが保証されています。」

適切なタイミングで取引を行うためにはセットアップの複雑さとオーバーヘッドを必要としない自動アービトラグプラットフォームを使用することをお勧めします。また、どこからでもアクセスできるクラウドベースのサービスは、プロセスを簡素化できます。

アルゴリズムによる高頻度取引のメリット

流動性は市場を図るための良い指標となります。なぜなら流動性があるということは一般的にリスクが少ないことを意味しており、不況時には多くの投資家が求める指標でもあるからです。そして流動性のあるアセットは、不況時にも存在し、これらのアセットは一般的に高頻度取引として特徴付けられるものです。

市場情報の収集と分析のためのソフトウェアと高度なアルゴリズムの助けを借りてトレードを行うアルゴリズムによる自動売買は流動性を高める高頻度取引を可能にします。自動化されたアルゴリズム取引を使用することで、トレーダーと市場全体に利益をもたらすことが可能です。

論文「High Frequency Trading, Liquidity, and Price Impact」でもこのことに関して議論されており「我々が行ったシミュレーションと収集した実証結果によると、高頻度取引は市場に流動性を供給するとともに、取引コストを削減できることを示している」と指摘しつつ、「アルゴリズム取引が流動性を向上させ、相場情報の透明性を高めることを裏付ける実証結果を調査した研究がいくつかある 」と述べています。

最後に

市場が荒れている間のトレードは困難を極めるでしょう。しかし、自動売買や高頻度取引などのテクニックを駆使して利益を上げることは可能です。テクノロジーを駆使した取引手法で、トレーダーは利益を上げる方法を見つけることができるのです。